そんな方に向けて、「夏の睡眠を快適にするエアコンの使い方」について解説します。
こんにちは。図解療法士のひろです。
日本の夏は年々暑くなって、エアコンがないと不便になってきました。でも、エアコンが苦手な人は意外と多いですよね。
「寒い」「風が苦手」「体調を崩す」など、暑さをしのげても他の問題を感じてしまう人は多いと思います。私はエアコンを使うと翌日の倦怠感が強くて、扇風機を使っていました。扇風機を直接体に当てながら眠ると風邪をひいてしまうこともあるし、真夏の暑さだと温い風になってしまいます。暑くて眠れない夏が、季節の中で一番苦手でした。
最近エアコンを買い替え、最新エアコンは様々な機能が付いているので、少し勉強してみたんです。すると、目から鱗!今まではエアコンの使い方が間違っていたことに気がつきました。「これならエアコンが苦手だった私でも気持ちよく眠れる!」そう確信しました。
「これはもっと多くの人に知ってほしい」と思い、エアコンの正しい使い方について、情報を集めてまとめてみました。
夏によく眠れない人へ🌙 pic.twitter.com/DxvvYecyQL
— ひろ📚図解療法士 (@hiro_z_therapy) July 30, 2021
図解に載せられなかった内容を詳しく解説していきます。

詳しいプロフィール Twitter(hiro_z_therapy)
目次
正しいエアコンの使い方
‖1:換気

クーラーをつけたままで良いので5分程度換気をしましょう。すると室内の二酸化炭素濃度が下がり、睡眠の質が上がります。
実験では換気した部屋で過ごした被験者は集中力が上がり、論理的な思考力を問うテストの成績まで上がったそうです。
不老長寿メソッド死ぬまで若いは武器になる No2008-2017
CO2濃度 が高いと頭痛、眠気、倦怠感、注意力が散漫になります。
車に乗っている人はよくわかると思います。換気をせずに運転をしていると、集中力が下がったり、眠くなったり、疲れてきたりしませんか?そんな時、窓を開けるだけでこのような症状が軽減します。
室内の二酸化炭素濃度は睡眠にも大きな影響を与えます。
ここでオススメは二酸化炭素濃度チェッカーです。換気のタイミングを知る上ではとても有効です。私が購入したのはこれです!!思ったより安価で高性能。職場にも欲しいくらいです。

‖2:睡眠モード

ほとんどの方は夏は冷房か除湿を利用し、なんとなくネーミングに引っ張られて「夜は睡眠モードにしてみる」という感じではないでしょうか。そこでちゃんと調べてみました。
□冷房モード→指定温度に下げてくれる。風向き、風量は手動。
□除湿モード→湿度を下げてくれる。
◇睡眠モード→ベースは冷房or除湿モード(手動選択)+自動で温度、風向き、風量を調整。冷やしすぎ、温めすぎを防止。
夜間は、途中で調整の必要ない睡眠モードが正解でした。
各メーカーによって睡眠モードは機能が異なりますので、ご使用のエアコンの説明書をよく読んでください。オススメのエアコンは一番最後に紹介します。調べに調べて購入したので快適です。
‖3:風向きは上

冷たい空気は下方向に流れる。暖かい空気は上方向に流れる。学校で習いましたよね。つまりエアコンの冷たい風も自然に下方向に流れます。
エアコンの風を下向きにすると、暖かい空気が上に溜まってしまいます。エアコンは大抵部屋の上の方に設置してあるので、上に溜まった暖かい空気にエアコンが反応して「もっと冷やそう!」と冷たい空気を出します。
すると部屋の下の方だけ設定温度より冷えすぎてしまいます。
エアコンや扇風機の風向きを上にすることで、上下の空気が混ざります。エアコンは正しい温度を感知することができるので、必要以上に冷たい風を出すことがなく、冷えすぎを防止することができます。これは節電にもつながります。
睡眠モードで風向きを調整してくれる機能がない場合、この設定は必須です!
‖4:適切な湿度

理想の湿度はどれくらいか、意外に知らない人も多いと思います。
そして部屋が乾燥しすぎてても、湿度が高すぎても睡眠の質を悪くします。
湿度が40%以下になるとウイルスが活動しやすくなります。湿度が60%以上になるとダニやカビが発生しやすいです。
湿度が高ければ除湿かドライモード。
湿度が低ければ洗濯物や濡れたタオルを干したり、観葉植物を置くだけで乾燥予防になります。
‖5:パジャマの正解

夏は皆さん半袖、半パンですよね?あるいは全裸か・・・。
エアコンを効かせるなら長袖、長ズボンがオススメです。素材はシルクや綿です。汗をしっかり吸収してくれるので、皮膚からの気化熱を防ぎ、体温の下がりすぎを防ぎます。
我が家はシルクのパジャマです。肌の感覚が敏感な人は絶対買った方がいいです。妻は「静電気が(発生)しなくなった」「チクチクしない」と一生シルク宣言しております。
‖6:遮光、遮熱カーテン

たかがカーテン、されどカーテン。カーテンを舐めてはいけません。
睡眠にとってかなり重要なアイテムです。
普通のカーテンだと部屋が暑くなりやすいし、エアコンも効きにくいです。光も通すので早く目が覚めてしまいます。
遮熱機能がついたカーテンは熱を跳ね返し、冷たい空気を逃しません。節電にもなります。ニトリ様に行けば安くても遮熱、遮光機能がついたものを買えます。

‖7:防寒をする

夫「暑い〜エアコンの温度下げようっと!」
妻「えー寒いよー」
という会話がどのご家庭でもあると思いますが、正解は暑がりな人に合わせることです。夜の理想の気温は18℃という文献もあるくらいです。贅沢ですが、エアコンを効かせて暖かい布団で眠りましょう。
睡眠時の理想の温度は文献によって様々ですが、我が家の夜は27.5℃設定にしてから睡眠モードにすると妻も寒がらずに快眠できます。
家族全員が良い睡眠を取ることは、人生においてかなり重要です。
‖8:フィルター掃除

自動掃除機能のないエアコンは、フィルターを2週に1回掃除しましょう!!
「え!2週間に1回?多くない?」ってなるかもしれませんが、例えば2週間も部屋の掃除機をかけなかったら埃が気になって仕方ありませんよね?良い空気の方が睡眠の質は高いです。
小まめにフィルターを掃除をすることで、掃除ができないエアコンの内部も清潔に保つことができます。1ヶ月に1回はフィルターの水洗いもしましょう。台所用洗剤が汚れが落ちやすくて便利です。
フィルターが綺麗だと節電にもなります。
最近のエアコンは勝手に掃除してくれるので便利ですよねー。
‖9:口テープで喉の保湿

エアコンをつけて喉がカラカラになった経験がある方も多いのでは?!口の中が乾くと当然睡眠の質は落ちて、寝起きは最悪です。
解決策は口テープです。かなり原始的な対策ですが、口にテープを貼ると口が開かないので喉が乾燥しません。対策としてはかなり優秀です。私はこれで風邪をひかなくなりました!
私はマスキングテープを使っています。きちんと朝までくっついてます!肌が弱い人は、敏感肌用のサージカルテープか、ナイトミン鼻呼吸テープを使ってください。

まとめ

今日からこれで快眠だ!!!そういえばオススメのエアコンは??

オススメのエアコンはダイキンの「うるさらmini」です。人間は睡眠中に深部体温(体内の体温)が下がる仕組みになっているので〝睡眠モード=おやすみ運転〟はそれを支援してくれます。下記の図を見てください。


24時〜4時は体温が下がっていくのですが、夏の暑い時期は体温が下がりにくいのです。おやすみ運転は深部体温に沿って温度調整をしてくれます。


なるほど!深部体温のアシストとはすごい。

夏は睡眠が浅くなりやすいので、皆様快適な睡眠ライフを送ってください♪
夏は暑くて眠れない‥。エアコンは体調が悪くなるから苦手‥。かといって扇風機だと暑いのに風邪ひいたりするし、一体どうしたら良いの?